「書く」という仕事に興味を持ったことはありませんか？

「書く」という仕事には、「小説を書く」、「記事を書く」、「コラムを書く」、「本の執筆」、「監修」とさまざまですが、管理栄養士、栄養士として関わるのは、主には、専門分野について「書く」ことでしょう。この記事では、管理栄養士、栄養士として「書く」仕事とはどのようなものなのか、また、その魅力についてご紹介します。

２つの「書く」仕事について

①コラム作成
～コラムって何？～
コラムとは、新聞・雑誌で、短い評論などを掲載する欄のこと。（goo国語辞典より）

新聞や雑誌を読む方は、日常的によく目にされていると思います。私自身も新聞や雑誌のコラムは大好きでよく読みます。書き手のキャラクターがイメージ出来たり、書き手の専門分野について、違った視点から見る事が出来たりします。

テーマに沿って、書き手の体験談や考えなどがまとめられています。

～コラムの書き方～
実際にコラムを書く際には、分からないことは、きちんと調べなければいけません。多くの情報から、正しい情報を選択し、分かりやすく伝えるスキルが必要です。

調べる方法としては、インターネット、本、セミナーなどから情報を収集する方法があります。収集した情報に信頼性はあるのかどうか、発信元はどこなのかを把握し、引用先を表記しなければ、著作権侵害に抵触し、そのコラムだけでなく、雑誌やホームページサイト自体を、閉鎖しないといけなくなる場合もあります。情報を発信する側としての責任感は常に持っておく必要があります。

最近は、活字離れの傾向が強く、新聞や雑誌などの紙ベースではなく、スマホなどからコラムを見る方の方が多いようです。その際には、あまり難しくしすぎない事も大切です。

②記事執筆・監修
例えば、病院に勤務したり、教育機関に勤務をしたりすれば、専門書を執筆、監修する機会もあるでしょう。また、インターネットで発信される記事についても、「書く」依頼を受けることがあるかもしれません。それなりにキャリアを積めば、「監修」という仕事にも携わるチャンスができます。

「監修」は、あらかじめ書かれた記事について、内容に誤りがないか、表現は正しいかなどのチェックを行います。専門的な知識、正しい文章力が必要ですが、いつでも「監修」出来る位、スキルを高めておけるといいですね。

「書く」仕事の魅力とは？

文章を書くことが好きな人、苦手な人と様々ですが、文章を書くことは、自身の考え方をまとめるよい機会になります。心の中で思っていても、いざ言葉にすると「あれ？」と矛盾が生じたり、分からなくなってしまったりすることはありませんか？

日常的に「書く」ということをしていると、こういったことはなくなります。
栄養指導の場でも、自分の考えをしっかり持てるので、説得力のある指導につながります。

すぐ「書く」という仕事に挑戦することに自信が持てない方も、まずは、「手帳に書く」など身近な「書く」から始めてみましょう。

まとめ
書くことが得意な方はもちろん、苦手な方も是非挑戦してみて下さい。
「発信する」という責任感から、いろんな事を学ぼうという意識にもつながりますし、学んだことをアウトプットするよい機会にもなりますよ。

管理栄養士・松岡　喜美子