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2019/04/17

【コラム】フリー管理栄養士・栄養士としての働き方


お花見の季節を迎え、就職、転職などで新たな一歩を踏み出される方も多い季節となりました。
ひと昔前までは、「管理栄養士・栄養士=給食の人」というイメージが強かった職種ですが、最近では、すごく幅が広がっているように思います。
大きく幅が広がったのは2008年4月に特定保健指導がスタートした頃だと思います。
「予防」という概念が広まり、食事・栄養が健康管理において重要視されるようになりました。
この特定保健指導に管理栄養士が携わることが出来るようになり、資格を眠らせていた方もフリーとして活躍するチャンスが大きく広がりました。

そこで、フリーとして働くことのメリットについて考えてみました。

◆メリット◆
・自分で時間を調整できる。
フリーとして働くことの最大のメリットは、時間を自由に調整できるという事ではないでしょうか?出産などを機に社会から一時離れてしまった方も、子育てしながら自分のペースで社会復帰を目指せます。
また在宅ワークの場も広がっていますので、自宅で家事や子育てをしながら出来る可能性もあります。

・自分のキャパシティの範囲から仕事を選ぶことが出来る
専門職から離れてしまった後、突然現場で専門性を求められるのは怖いと感じる方も多いと思いますが、フリーという立場であれば、自分のキャパシティの中から仕事を選ぶ事が出来ます。
徐々にスキルアップをしながら現場復帰を目指すのも一つの方法です。

・収入アップも無限大
一般的な管理栄養士・栄養士の平均年収は300~400万円だそうです。
決して高いとは言えない年収ですが、フリーという立場であれば、その可能性を自分次第で無限大に伸ばす事が可能です。また時間の自由度などと合わせると満足度も上げやすいのではないかと思います。

・複業が可能
複数の業務をこなすことで、自然とスキルアップが出来、キャリアを広げる事が可能です。
結果的に年収アップにもつながります。
特定保健指導+在宅ワーク(栄養価計算、ICT面談など)、特定保健指導+講師+執筆 など

私自身もかつては、資格を生かしたいと思いながら、チャンスを掴むことが出来ず、もやもやしていた時期があります。妊娠・出産を機に、自宅で出来る特定保健指導の電話支援のみを受託し、分からないことはすぐ自宅や図書館で調べたりして、対応力を高めていきました。(いわゆる現場復帰に向けてのリハビリ期間です。)子供の成長と共に、少しずつ自分の時間を作れるようになり、面談業務へと広げていきました。

「子供が熱を出したら、、、」「育児との両立は可能か?」という不安はありましたが、外に出るのはやはり楽しく、気づいたらどんどん件数を増やしていました。
その結果、ご縁がご縁を呼び、現在では、特定保健指導だけでなく、講師業、レシピ作成など様々な業務に携わらせて頂く事が出来ています。

特定保健指導でも同じことが言えますが、最初から出来ないと言っていては何も変わりません。大小こだわらず自分なりの一歩を踏み出すことで、将来の自分を変える事が出来ます。しばらく資格を眠らせて自信がなく、一歩踏み出せないでいる方も、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。きっと新しい発見があると思います。

当サイト内でも、仕事の紹介を随時行っていますので、是非定期的にチェックして、「出来そう!」と思ったら、まずは行動に移してみて下さい。

管理栄養士・松岡 喜美子

参考:厚生労働省 賃金構造基本統計調査




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