レシピ
2019/08/06
【レシピ】夏バテ解消レシピ
夏バテ=大きな病気というイメージがあまりないようですが、夏バテは熱中症の第一歩です。夏バテの症状である「だるさ」「不眠」「食欲不振」などを感じたら早めに対策をいたしましょう。
気温が高くなるとあっさりとしたそうめんやおにぎりなどの単品でお食事をすましてしまい炭水化物に偏り、ビタミン、たんぱく質が不足し「夏バテ」を起こしてします。
いつもより食事量は減ってもいろいろな食材が食べられるようなメニューをご提案し、栄養バランスの良いお食事を指導をしていきましょう。
夏バテに積極的に摂りたい栄養素
- たんぱく質・・・身体の機能を調節する大切な役割があるので不足しないようにする。
- ビタミンB1・・・疲労回復ビタミンと呼ばれ、糖質代謝に必要。
- アリシン・・・ビタミンB1の吸収を高める
- ビタミンC・・・暑さによるストレスで不足しがち。
- クエン酸・・・エネルギー代謝に関わり疲労物質を取り除く。
ゴーヤチャンプル・ガーリック風味
今回は夏野菜のゴーヤを使った定番のゴーヤチャンプルににんにくとみょうがをプラスしたレシピのご紹介です。ゴーヤにはカリウムやビタミンC、Eやカロチンなどが含まれています。ゴーヤの苦みは「モモルデシン」という成分によるもので抗酸化作用があり、胃の粘膜の保護、食欲増進効果が期待できます。ゴーヤチャンプルは豚肉、豆腐、卵などのたんぱく質も含まれ夏バテの解消に必要な栄養がすべて含まれています。豚肉に含まれるビタミンB1は「疲労回復ビタミン」とも呼ばれていますが、このビタミンB1の働きを持続させる効果のある成分が「アリシン」です。「アリシン」を含むにんにくと食欲増進効果を期待して「アルファピネン」という成分を含むみょうがをプラスしました。
<材料> 1人分
ゴーヤ… 1/4本、みょうが…1/2個、木綿豆腐…100g、豚バラ肉…50g、卵…1/2個、塩・こしょう…少々、ニンニク…1片、醤油…小さじ1、ごま油…小さじ1
<作り方>
- ゴーヤは縦半分に切り、スプーンを使って種を取り除き2~3mm幅に切ります。軽く塩をまぶし約5分おきサッと湯通しして水気を切っておきます。
- 豆腐はキッチンペーパーに包み耐熱ボールに入れて600wで1分加熱します。粗熱をとり手でちぎります。
- 豚肉は5cm幅にみょうがは薄切りにします。ニンニクは皮をむいて薄切りにします。
- 熱したフライパンにごま油を小さじ1/2、にんにく、豆腐をいれ弱火で炒めこんがりと焦げ目がついたら取り出します。
- フライパンは洗わずに、ごま油を小さじ1/2、ぶた肉、ゴーヤを加えて豚肉の色が変わるまで中火で炒めます。
- 豆腐、みょうがを加えて強火で全体を混ぜ合わせ塩・こしょう、醤油で味付けします。
- 溶き卵1/2個分を回しいれて半熟になったら器に盛り完成です。
管理栄養士・飯塚 典子
≪参考資料≫
ニガウリ(ゴーヤ)について(独立行政法人農畜産業振興機構)
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/1707/yasai1.htmlt
平成26年度熱中症に係る地方自治体等 担当者向け講習会資料
http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/kogi03.pdf