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2019/08/28

【コラム】飲み物の選び方


少し秋を感じられるようになった、8月下旬。

とはいっても、まだ暑い日が続きますね。

暑い日には水分補給が大事なのはご存知かと思いますが、飲み物の選び方を理解して周りの方や栄養指導でご活用してみましょう。

 

1.水の種類
スーパーマーケットやコンビニエンスストアで現代は種類豊かな飲み物が販売されてます。まずは水の種類を見てみましょう。

①水道水:ダムや井戸水などをろ過・殺菌・消毒し飲用できるようにした水

②ミネラルウォーター:
ミネラル分を含んだ水。天然水を原料としたものと、ミネラルを添加した加工品がある

③炭酸水:炭酸ガスを含んだ水

④アルカリイオン水:電気分解によって作られたアルカリ性の水

⑤海洋深層水:
水深200メートルより深いところにある海水。食料品や化粧品、医薬品など幅広く活用される

水だけでも、種類は豊富になっています。
種類によって成分も異なるので目的に合わせて選びましょう。
例えば、夏に食欲が落ちてしまう方には炭酸水で胃腸を刺激してあげる。
ストレスでイライラする時にはマグネシウムが含まれているミネラルウォーターで補給する。など!

 

2.果実、野菜飲料の製造法
栄養補助の飲料に使用されたり子供にも人気な果実、野菜飲料については次のように分類されています。

①濃縮果汁:果実の搾り汁を濃縮したもの

②果実ジュース:1種類の果汁(果実の搾り汁または還元果汁)で果汁100パーセントのもの

③果実ミックスジュース:2種類以上の果汁を混合して果汁100パーセントとしたもの

④果粒入り果実ジュース:
柑橘類のさのう(房の中にある小さな粒)や柑橘類以外の果肉を細切りにしたものを含む、果汁100パーセントのもの

⑤果実・野菜ミックスジュース:
果汁と野菜汁を加えて100パーセントにしたもので、果汁の割合が50パーセント以上のもの

⑥果汁入り飲料:果汁の割合が10パーセント以上100パーセント未満のもの

※出典:小学館デジタル大辞泉

パッケージのだけでは中に何がどのくらい入っているのか分からないので、裏側の栄養表示欄をチェックして果実・野菜飲料を選んでみることがおすすめです。

 

3.果実、野菜飲料の選択方法
先ほど種類についてはお伝えしましたが、実際どのように選べば良いのか、どの側面から栄養指導で勧めれば良いのか例を挙げて説明します。

  • 原材料の果実・野菜

何が一番多く含まれているのかをチェックします。
例えば、栄養表示の原材料が「オレンジ、ぶどう、いちご、もも」の順番であれば、「オレンジ」が一番多く含まれておりオレンジの栄養成分の摂取が期待できます。

  • 栄養成分

果実や野菜単品での栄養成分はご存知かと思います。しかし、商品になってしまうと特に「ビタミンC」など熱に弱いものは生の果実、野菜に比べて少なくなるので、栄養表示から、どれだけビタミンが含まれているのかをチェックしてみましょう。

果実、野菜飲料を飲むタイミングとしては<朝食><15時>がおすすめです。

朝食時に飲むことで代謝アップやデトックス効果が期待できます。また、15時に間食の代わりに飲むと、脳の栄養源となるぶどう糖が吸収されて集中力がアップしてくれます。

 

まだまだ飲料を摂取する機会も多いと思います。栄養指導や家族、友人のアドバイスとしても選択方法などを伝えていきましょう。

管理栄養士・田中 美穂

≪参考資料≫

・農林水産省「ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン 」
https://minekyo.net/files/libs/344/201809201037324902.pdf

・農林水産省「果実飲料の日本農林規格」
http://www.maff.go.jp/j/kokuji_tuti/kokuji/pdf/k0001431.pdf




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