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2022/12/26

【乳酸菌飲料を比較!】乳酸菌飲料と発酵乳の違いとは?


腸内環境を整える「腸活」のために、手軽なドリンクから毎日乳酸菌を取り入れている方も多いのではないでしょうか?
今回は、種類豊富な乳酸菌飲料を比較してみました。
基礎知識と合わせてご紹介します!

 

乳酸菌飲料と発酵乳の違い

私たちが乳酸菌を取り入れることを目的として飲む飲料には、「発酵乳」と「乳酸菌飲料」があります。

「発酵乳」とは、乳又はこれと同等以上の無脂乳固形分※を含む乳等を乳酸菌又は酵母で発酵させ、糊状又は液状にしたもの又はこれらを凍結したものをいいます。
一方「乳酸菌飲料」とは、乳等を乳酸菌又は酵母で発酵させたものを加工、又は主要原料とした飲料(発酵乳を除く)のことです。
※牛乳の水分と脂肪分を除いた残りの成分のこと

普段飲んでいる飲料の種類を確認する場合は、商品原材料表示部分の「種類」を確認してみましょう。

 

 

乳酸菌飲料と発酵乳の製造方法

「乳酸菌飲料」は、発酵タンクで発酵させたものにシロップや果汁などを加え、希釈水で濃度を調整して作られます。

一方「発酵乳」の製造方法は、タイプ、原材料、容器包装などの違いによって様々ですが、大きく分けると「前発酵」と「後発酵」の2種類あります。
「前発酵」は、加熱殺菌した原材料に乳酸菌を加え、発酵タンクで発酵させ、果汁や果肉等を加えて容器に充填する方法です。
「後発酵」は、原材料に乳酸菌を加えて容器に充填した後に発酵室で保温し、容器内で発酵させる方法です。

また、カルピスのように発酵後に殺菌して容器充填されたものは「乳製品乳酸菌飲料(殺菌)」と表示されています。(上記表を参照)

 

乳酸菌飲料を比較!種類と特徴

 

上記の表はごく一部の商品比較ですが、製法によって種類が異なり、からだの中での機能も異なることが分かります。
乳製品乳酸菌飲料のヤクルトやピルクルは、成分量によって商品名も変わります。
上記のヤクルトは、乳酸菌シロタ株が200憶個含まれています。またピルクル400は、NY1301株が400憶個含まれています。

 

まとめ

何気なく健康のために飲んでいる乳酸菌飲料にも様々な種類があり、機能も様々です。
MBPドリンクのように風味づけのために乳酸菌を用いている乳酸菌飲料もあります。
目的によって自由に選べ、乳酸菌の腸内での効果はもちろん、美味しく飲めるところも取り入れやすいですよね。
是非、からだに合ったものを見つけてみてくださいね。

 

管理栄養士・松岡 喜美子

 

<参考>
・乳及び乳製品の成分規格等に関する省令における発酵乳の規格基準等の見直しについて
 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000036782.pdf

・一般社団法人全国発酵乳乳酸菌飲料協会発酵乳乳酸菌飲料公正取引協議会
 発酵乳・乳酸菌飲料の製造方法
 https://www.nyusankin.or.jp/know/product/

・明治ヨーグルトライブラリー
 https://www.meiji.co.jp/yogurtlibrary/laboratory/report/1073r1/top/

・雪印メグミルク MBPドリンク商品HP
 https://www.meg-snow.com/mbp-drink/

・明治 プロビオヨーグルトLG21商品HP
 https://www.meiji.co.jp/dairies/yogurt/lg21/

・日清グループ ピルクル400商品HP
 https://www.nissin.com/jp/products/items/10524

・ヤクルト 商品HP
 https://www.yakult.co.jp/products/item0228.html




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