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2019/03/26

【コラム】花粉症を言い訳にしない。運動継続のコツ


今年の冬は大気の乾燥もあり、インフルエンザが猛威を振るいましたね。
ようやく落ち着きホッとしたところですが、これからは花粉症の方には辛い季節となります。

皆様は対象者から、花粉症の対策を聞かれた際、どのようなアドバイスをされていますでしょうか。

そもそも花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となり、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状が出る病気です。
ウォーキングやジョギングなど運動習慣がある方も、花粉症の症状がひどい方はそれが理由となり、中断せざるを得なくなる場合もあります。
そんな中、何とか花粉症に負けず、運動習慣を継続するコツについて考えてみました。

重い症状を引き起こさないための3つのポイント

1、 花粉を体内に入れない 
・マスクや眼鏡などを着用する
・花粉がつきにくい衣服を着用する
・鼻呼吸を意識する(ガムを噛むと、鼻呼吸が自然に身に付きます)
・帰宅後は、手洗い、うがい、洗顔を行う
・空気清浄機を使用する
・こまめに掃除する         など

2、免疫力を上げる
・質の良い睡眠を十分摂る
・バランスのよい食事を規則正しく摂る
・適度に身体を動かす
・ストレスをためない
・過度の飲酒を控える
・喫煙を控える           など

3、 早めに適切な治療を受ける
・対症療法:薬物の作用により、花粉症の症状やQOLの低下を和らげるもの
⇒症状により、第二世代抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、化学伝達物質遊離抑制薬などの内服薬、点鼻薬、点眼薬、鼻噴霧用ステロイド薬、点眼ステロイド薬などが処方されます。
・根治療法:薄めたアレルゲン(花粉)を注射または舌下から体内に入れ、徐々に濃度を高くすることで、症状抑制の免疫反応を導くもの
⇒アレルゲン免疫療法(皮下免疫療法、舌下免疫療法)が代表的です。
 

花粉が飛び始める前から対策を取ることで、より効果が得られやすくなるそうです。
体調に合わせて、運動する場所や時間を調整し、花粉の飛散量が多い日は、「こまめに掃除する」「自宅でストレッチする」など、花粉対策にもなる動作を取り入れると一石二鳥です。

「継続は力なり」です。環境や症状によっては、難しいこともありますが、柔軟に出来ることを見つけ、まずは、続けられるようなアドバイスを心がけてみましょう。

管理栄養士・松岡 喜美子

≪参考資料≫

厚生労働省 花粉症特集
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kafun/index.html




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