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2022/01/31

【ゼリー飲料を分類!】目的別の選び方


最近は種類も豊富になり、多様化しているゼリー飲料。
好みの味やメーカーのものを選ぶのもいいですが、目的に合わせて選ぶのもおすすめです。
今回は、スーパーやドラッグストアでも手軽に手に入るゼリー飲料について、まとめてみました。
「どれを選んだらよいかわからない…」というときに、ご参考になれば幸いです。

 

【ゼリー飲料を分類する】

①エネルギー補給系
<特徴>
・おにぎり1個分(150kcal前後)程度の糖質補給が可能。
・糖質の代謝に必要なビタミンも配合されている。

 

②ビタミン・ミネラル補給系
<特徴>
・マルチビタミン(ナイアシン・パントテン酸・ビオチン・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・葉酸の12種類)の補給が可能。
・マルチミネラル(カリウム・カルシウム・鉄・銅・マグネシウムの5種類)の補給が可能
・栄養機能食品であるものが多い。
・カロリーがあるものと0kcalのものがある。

<注意点>
脂溶性ビタミンやミネラルは、過剰摂取となる可能性があるため、乳児・小児の摂取は、勧められません。

 

③プロテイン・アミノ酸補給系
 <特徴>
・ホエイたんぱくやアミノ酸(BCAA・その他アミノ酸)など、その種類はメーカーにより異なる。
3g~5gのたんぱく質が補給できるものが中心。(中には、15g補給できるものもある。)
・カロリーは100kcal前後が中心。

 

④その他
●ダイエット向け
<特徴>
・カロリーは30kcal未満と控えめ。
・運動を併用することが推奨されている。
・運動時の脂肪燃焼を高める成分が含まれている。

●コンディションを整える
<特徴>
・アミノ酸とクエン酸が同時に摂れる。
・ローヤルゼリーを含むものがある。

●キッズ向け
<特徴>
・運動時のエネルギー補給ができる。
・成長期に欠かせないカルシウムを含むものが多い。
・スポーツ用ゼリーは、1.5g程度のアミノ酸も補給できる。

 

【ゼリー飲料の目的別の選び方】

★朝食として摂りたい方
<おすすめ>:エネルギー補給系/プロテイン・アミノ酸補給系
<選ぶポイント>:カロリーがある/たんぱく質が摂れる

朝食は、1日のスイッチをオンにするための、大切な食事です。
朝早く出発しなければならない場合や、食欲がない場合、理屈は分かっていても、バランスの整った食事は、摂りづらいですよね。
そんな時は、エネルギー補給系なら、おにぎり約1個分のエネルギーと代謝に必要なビタミンが同時に摂れるのでおすすめです。
さらに、プロテインやアミノ酸補給系なら、たんぱく質も補えます。

 

★外食中心で、栄養バランスが偏りがちな方
<おすすめ>:ビタミン・ミネラル補給系
<選ぶポイント>:不足しがちなビタミン・ミネラルが補える
外食中心の食事は、どうしても脂質と糖質に偏りがち。
代謝に必要なビタミンやミネラルが不足すると、体脂肪がつきやすくなったり、疲れを感じやすくなります。
体重や血糖値が気になる場合は、0kcalのものを選ぶのがおすすめです。

 

★長時間の重労働やスポーツをする方
<おすすめ>:エネルギー補給系/プロテイン・アミノ酸補給系
<選ぶポイント>:糖質が補給できる。
長時間、重労働をするときやスポーツをするときには、糖質が使われます。
筋肉中に蓄えられているグリコーゲンが枯渇すると、力が発揮できなくなり、パフォーマンスが低下してしまいます。
そんな時には、すばやく吸収される糖質が摂れるエネルギー補給系がおすすめです。
また、一般的な作業や娯楽としてスポーツをする場合には、適度に糖質を摂りつつ、たんぱく質も摂れる、プロテイン・アミノ酸補給系がおすすめです。

 

まとめ

種類も豊富になっているゼリー飲料。
目的に合わせて選び、コンディションを整えることで、いつも以上に仕事が頑張れたり、運動時のパフォーマンスが上がったり、持っている力を、発揮できるようになるかもしれません。
いつでもどこでも手軽に摂れるゼリー飲料は、さまざまなシーンで、上手に活用できるといいですね。

管理栄養士・松岡 喜美子

 

★栄養機能食品についてはこちらもご参照ください。
消費者庁HP 栄養機能食品について
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_nutrient_function_claims/




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