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アンケート

2020/10/15

アンケート調査結果vol.11「管理栄養士・栄養士の働き方とは?」


厚生労働大臣が認定する国家資格でもある管理栄養士・栄養士。
特に、管理栄養士になるためには、栄養士取得後、実務経験を経て、管理栄養士国家試験に合格することが条件となり、ここ数年の合格率は40~60%と医療専門職の中でも低い合格率です。

このように決して簡単とは言えない管理栄養士・栄養士資格ですが、実際に資格取得後は、どのような目的で働いているのでしょうか?
今回は、管理栄養士・栄養士に聞いた「働く目的・働き方」についてのアンケート結果をご紹介します。

 

【管理栄養士・栄養士に聞いた】現在の就業状況は?また、管理栄養士・栄養士として働いていますか?

100人中69人が、「管理栄養士・栄養士として就業中」と回答しました。その他「離職中」と回答した人は20人、「管理栄養士・栄養士以外で就業中」と回答した人は11人でした。
今回、回答した人のうち、約70%の人が管理栄養士・栄養士の資格を活かした仕事に就いていることが分かりましたが、どんな目的で仕事に取り組んでいるのでしょう。次の項目でそのアンケート結果をご紹介します。

 

【管理栄養士・栄養士に聞いた】何のために仕事をしていますか?したいですか?

100人中46人が「生活、お金のため」に仕事をしている、もしくは、したいという結果でした。
とても現実的な結果ではありますが、より充実した生活を送る為に仕事も頑張れるというのは、どの職においても共通するのではないでしょうか?
続いて、「好きだから、楽しいから(15人)」「自分の能力を活かせるから(13人)」の順に多い結果となりました。「好き」「楽しい」「能力を活かせる」仕事は、やりがいにもつながります。
管理栄養士・栄養士のように専門性の高い国家資格があれば、やりがいのある仕事をしながらも、報酬面での満足度もあげることができるでしょう。

 

【管理栄養士・栄養士に聞いた】どんな働き方をしていますか?したいですか?

実際に、管理栄養士・栄養士として仕事に就いている人の内、「フルタイム34人」「時間が空いたとき、都合のつくとき31人」「パートタイム28人」「時短7人」の順に多い結果となりました。
1位から3位までは、ほとんど差がなく、それぞれの条件に合った働き方をしていることが伺えます。
「時間が空いたとき、都合のつくとき」という柔軟な働き方を選べるのは、管理栄養士・栄養士のような強みがあるからこそできる事でしょう。

 

こんなにある!働き方の多様化

前項では、「フルタイム」についで多かった「時間が空いたとき、都合のつくとき」という働き方ですが、具体的には、フリーランスや、パラレルキャリア、副業などがあります。

★フリーランス:特定の企業や団体、組織に専従せず、自らの技能を提供することにより、社会的に独立した個人事業主
★パラレルキャリア:本業とは別に仕事をもつことや非営利活動に参加することで、社外との関りをつくり、本業に活かすこと
★副業:収入を得るために携わる本業以外の仕事

出典:Wikipedia

「フリーランスとして働く」ことについては、別のコラムでもご紹介予定です!

 

まとめ

管理栄養士・栄養士資格を活かして仕事をすることは、単に生活やお金のためだけでなく、楽しさややりがいなども追及できます。
結婚、出産、介護、引っ越しなど、様々な生活環境の変化の中でも、フルタイムにこだわらず、自分に合った働き方が選択できるのも、管理栄養士・栄養士のような国家資格の強みでしょう。
今、「離職中」「管理栄養士・栄養士以外で就業中」の方も、資格を活かし、まずは在宅でできる事から始めてみてもいいかもしれませんね。

■在宅のお仕事紹介コラム「アンケート/商品モニタリング」はこちらから↓↓↓
 https://nutriworks.jp/post/columns/279

管理栄養士・松岡 喜美子

≪参考≫

・厚生労働省 管理栄養士・栄養士関係
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089299.html




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