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2020/09/10

【管理栄養士に聞いた】日本の秋の行事「お月見の料理や風習」


秋の行事の一つでもある「お月見」。
1年の中でも、特に月がきれいに見える「中秋(ちゅうしゅう)の名月」を「十五夜」といいます。
「十五夜」は、旧暦の秋(7月~9月)の真ん中である8月15日に合わせて決まる為、毎年日付が変わります。
2020年の「十五夜」は、10月1日(木)となっています。

お団子を食べたり、お供えをしたり、地域によっては「お供え泥棒」があったり。
管理栄養士・栄養士は、「お月見」をどのように過ごしているのでしょうか。
今回はそのアンケート結果についてご紹介します。

 

【管理栄養士に聞いた】お月見シーズンに食べたいものは?

 

圧倒的に多かったのが、定番の「月見団子(134人/176人中)」でした。
日常から少しだけ離れ、のんびりと美しい月を眺めながら食べる月見団子は格別ですよね。
続いて「うさぎの形の和菓子(15人/176人)」「月見バーガー(14人/176人)」という結果となりました。

 

【管理栄養士に聞いた】あなたの地域や出身地で供える月見団子はどんなタイプ?

 

Q1で圧倒的な回答数を得た月見団子は「白丸(あんなし)」で供えるという意見が176人中99人と最も多い結果となりました。

「お月見」といえば真っ先に「月見団子」を思い浮かべますが、白丸のお団子を三方にピラミッド状に並べられているイメージが強いですよね。
一般的には、15個のお団子を1段目に9個(3×3)、2段目に4個(2×2)、3段目に2個並べます。

 

【管理栄養士に聞いた】お月見ならではの料理や楽しみ方・風習などを教えてください。

<お月見料理>

  • あんこ、みたらしの串団子
  • 芋炊きを食べる
  • 季節の野菜を一緒に飾る
  • キッズクッキングを毎月開催していてお月見の時には白玉団子を作る
  • かまぼこやウインナー、ハンバーグをうさぎの形にしている
  • 保育園勤務なので、お月見の日は、月見団子に見立てた真ん丸スイートポテトを作る。
  • ハンバーグの目玉焼き乗せ(うずらの卵)
  • 川辺で芋炊きをする

<風習・楽しみ方>

  • ススキを飾る
  • 家族LINEで知らせて、家に居ても居なくてもなるべくみんなで月見する
  • 月見どろぼうと言う風習があり、子供たちが各家庭にお菓子をもらいに回る
  • 各家庭は玄関先にすすきを飾り、子供たちの為にお菓子を用意しておく
  • うさぎと一緒に過ごす

【まとめ】

料理教室や給食を通じて「お月見」を楽しんでもらったり、芋炊き、月見団子、普段の食事にうさぎの飾り切りを施したりと、管理栄養士・栄養士ならではの過ごし方が伺えました。
満月を見ながら、秋の収穫に感謝する日でもある「十五夜」。「食」とは切り離せない行事でもあります。
今年も「十三夜」「十日夜」と合わせて、楽しみたいですね。

◆十三夜(じゅうさんや)
栗や豆の収穫を祝う旧暦9月13日の夜
2020年10月29日(木)

◆十(とお)日夜(かんや)
田の神様が山に帰る日と言われる旧暦10月10日の夜
2020年11月24日(火)

 

管理栄養士・松岡 喜美子

 

【参考資料】
・暦Wiki
 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C3E6BDA9A4CECCBEB7EEA4C8A4CF.html




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