レシピ
2020/04/13
【管理栄養士がおススメする!】腸内フローラ改善レシピ
世界各国同様、日本でも新型コロナウィルス感染症の拡大が心配されていますが、まずは「手洗い」「うがい」などを心がけて感染症にかからないように予防する事が大切ですね。
お食事の面からは感染症の予防には腸内フローラを整える事が効果的という報告があります。
人の腸管、主に大腸には約1000種類、100兆個にもおよぶ腸内細菌があり、この腸内細菌の集まりを花畑になぞらえて腸内フローラと呼んでいます。近年注目されている「腸内フローラ」を整えて免疫力をあげましょう。
腸内フローラを整える方法としては、大きく分けてふたつあります。
- 生きた善玉菌『プロバイオティクス』を直接摂取する。
ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・漬物など。 - 腸内にもともと存在する善玉菌を増やす「プレバイオティクス」を摂取する。
オリゴ糖…大豆、たまねぎ、ごぼう、ねぎ、にんにく、アスパラガス、バナナなど
食物繊維…ごぼう、たけのこ、ブロッコリー、さつまいもなど
対象者様には便の状態を確認し腸内細菌が望ましい状態である事を意識する事も健康維持につながる事をお伝えしましょう。
便の状態は黄色がかった褐色でにおいがあっても臭くなく柔らかいバナナ状が理想です。
冷製・ヨーグルトスープ
今回は『プロバイオティクス』の代表であるヨーグルトを使ったスープのご紹介です。ヨーグルトをベースに「プレバイオティクス」であるオリゴ糖を多く含む玉ねぎ、にんにく、食物繊維を含むきゅうり、トマト、くるみを加えました。腸内環境を整えながら免疫力を高めてさまざまな病気を予防していきましょう。
<材料 1人分>
プレーンヨーグルト…100g、冷水…50g、A(きゅうり…1/4本、
玉ねぎ(すりおろし)…大さじ1、おろしにんにく…小さじ1/4、塩…少々)、
くるみ…5g、ミニトマト…1個、オリーブオイル…小さじ1/2、
チャービルまたはパセリ
<作り方>
- きゅうりは3mmくらいの細かい角切りにします。
- たまねぎ、にんにくはすりおろします。
- くるみはみじん切りにして、ミニトマトは半分に切ります。
- ボールにプレーンヨーグルト、冷水、Aを加えてよく混ぜ合わせ容器に入れます。
- くるみ、ミニトマト、オリーブオイル、チャービルをトッピングして完成です。
管理栄養士・飯塚典子
≪参考資料≫
腸内細菌と健康について
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html
乳酸菌について
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-026.html