コラム
2018/12/14
【今さら聞けない?!】特定保健指導:面談時の身だしなみ
特定保健指導の面談でどのような格好で訪問したらいいのか迷う方もいるのではないでしょうか?
第一印象は最初の7秒で決まります。身だしなみを整えることで好印象なイメージを与え、指導もスムーズに進んでいきます。特定保健指導において、服装は信用に関わります。だらしがない服装の人の話より、きちんとした服装の人の話を聞く方が、話の説得力があります。身だしなみを整えて面談に臨みましょう。
1. ジャケット
ジャケットは黒かグレー、ネイビー、ベージュ、白といった落ち着いた色を選びます。
女性のスーツジャケットは「ボタンを留める」ことがマナーになっており、男性の場合は一番下のボタンは留めません。また、座っている時は前ボタンをすべて外し、立ち上がる時にさっと留めます。
夏はジャケットを脱ぎたくなりますが、訪問する際には着用します。ジャケットを脱いだままでの訪問は、マナー違反となりあまり良い印象を与えません。
対象者の多くは、働き盛り、年齢も上の方(40~74歳)のため、どの年齢の方に対しても失礼のない服装を心がけましょう!
2. パンツスーツ、スカート
面談中は座りっぱなしではありません。対象者の体重や腹囲を計測することもありますので、パンツスタイルがお勧めです。なお、パンツスーツは折り目をきちんと付けて着用すると、清潔感があります。
もしスカートを履かれる場合、丈は膝が隠れるくらいが目安です。椅子に座るとスカートは上にあがり、丈が短くなります。脚の露出が多かったり、逆にスカートが長すぎたりすると良い印象を与えないので、スカート丈は注意して選びます。
3. ストッキング、靴
ストッキングは色や柄がなく、肌の色になるべく近いものを選びます。外出先で伝線したときのために必ず予備を携帯します。靴はプレーンなパンプスがベストです。ヒールは高すぎると訪問先に到着するまでに疲れてしまうので、3~5cm程度の低めのものを選んだ方が良いです。
4. コート
黒、ネイビー、グレーなどジャケット同様に落ち着いた色が良いです。ジャケットよりも長い丈を選びます。訪問先の受付に到着する前に脱いでおきます。面談の際には、脱いだコートはできるだけ小さくたたんでカバンの上に置きます。また、コートを着るタイミングは訪問先から出てからです。
5. バッグ、アクセサリー
バッグはA4サイズの書類が入るものを選びます。重要書類(個人情報・報告書)を持ち歩くため、中身が透けて見えたりファスナーがないバックは避けましょう。また派手なものやブランドのロゴが大きく入っているものも相応しくありません。
6. メイク、髪型
メイクは厚すぎると清潔感が無くなるので避けます。ノーメイクは顔色が悪く見えてしまいがちなので、健康的に見えるナチュラルメイクで訪問します。髪型は、目元が見える前髪でセットします。目元が隠れてしまうと表情が相手に伝わりません。コミュニケーションを円滑にするためにも目元が見える前髪、髪色は派手過ぎずに清潔感のある髪型が良いです。
身だしなみは心の内側の表れとなります。第一印象で好印象を与えられたら、第一関門はクリアです。当日は落ち着いて、身だしなみを整え、笑顔で訪問先に向かうようにしましょう。
管理栄養士・田中 美穂
≪参考資料≫
NPO法人日本サービスマナー協会
http://www.j-manner.com
日本文化マナー協会
http://faimi-finest.com/japan-culture-manner-association/