レシピ
2019/01/10
【レシピ】弱った胃腸にやさしいレシピ
明けましておめでとうございます。
皆さま、新年はいかがお過ごしでしたか?
元旦からお仕事の方もいらっしゃったかもしれません。栄養士に限らず、年末年始は何かと忙しいですよね。
そんなお正月明け、栄養相談の現場では、正月明けになると、胃もたれや消化不良を訴える方が多くなってくるのではないでしょうか?
それでは、食事指導のポイントを押さえておきましょう。
- 食物繊維や脂肪の多い食品を避けましょう
- 食材は小さめにカットし、柔らかく煮込んでから食べましょう
- 香辛料や酸味の強い食品、コーヒーなどは胃液の分泌を高めるので控えましょう。
- 食事はゆっくりよく噛んで食べましょう
- 熱いもの、冷たい飲み物などを一気に飲むのは控えましょう。
- 食後はゆっくり休息をとりましょう。
今回は、年末年始の暴飲暴食、生活の乱れ、寝不足などで弱った胃腸にやさしいレシピをご紹介致します。
『中華粥』
鶏がらスープで煮込んだ中華粥をベースに、鶏むね肉、身体を温める生姜、ネギ、香菜(シャンサイ)、栄養価が高く薬膳料理にも使われるクコの実をプラス致しました。
鶏むね肉は鶏もも肉よりも低カロリーで、たんぱく質もより多く含み、疲労回復効果があるといわれる「イミダペプチド」を多く含みます。疲れが気になっている方には積極的に食べて頂きたい食材のひとつです。
香菜(シャンサイ)はパクチー、コリアンダーとも呼ばれ最近人気の食材ではありますが、好き、嫌いのはっきりと分かれる食材でもありますね。苦手な方は三つ葉に変えて下さい。
≪材料1人分≫
鶏むね肉(皮なし)…50g、ご飯…150g、白ねぎ…4cm、水…400~500cc、A(酒…小さじ1、塩…少々、生姜…ひとかけ)、鶏がらスープの素…小さじ1、塩…少々
トッピング:白ネギ…4cm、香菜…適量、クコの実…適量、ごま油…適量
≪作り方≫
①白ネギは白髪ネギに、香菜はざく切りにし、生姜はよく洗って皮のまま薄切りにします。
②水にAの調味料と鶏むね肉を入れて肉の中心に火が通るまで中火で約15分ほど煮込み取り出します。粗熱が取れたら小さく裂いておきます。
③鶏むね肉、生姜を取り出した鍋を強火で沸騰させ,ご飯を加え弱火で柔らかくなるまで煮ます。
④スープの素、塩、を加えて味を調え火を止めます。
⑤器におかゆを盛り、②の鶏肉、香菜、白髪ネギ、クコの実を添え、ごま油を回しかけて供します
管理栄養士・飯塚 典子
≪参考文献≫
東京都病院経営本部
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/eiyou/kaiyou.html
独立行政法人 農畜産業振興機構
https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_001098.html
旬の食材百科
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/syansai3.htm