レシピ
2019/02/08
【レシピ】冷え性対策レシピ
冬の寒さもいよいよ本番ですね。
栄養指導の現場でも、基礎代謝をあげるには?なんて話をすることが多いと思います。
また風邪をひきやすい季節のため、免疫を上げる事が大切ですね。運動により基礎代謝の上がりやすい身体を目指すとともに食事からも基礎代謝を上げられる食材を積極的に摂り入れましょう。
指導する皆様の中でも、手足の冷えが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「冷え」はちょっとした不調と思われがちですが、多くの病気の根源に「冷え」があるのではないかと注目されています。
基礎代謝を上げる「冷え対策」のポイントを押さえておきましょう!
- 朝食をしっかりととりましょう。
睡眠中は代謝が低下しているので、エネルギー補給だけでなく代謝を高めて体温を上昇させる役割もあります。
- 食事バランスを意識して、特に基礎代謝を高める筋肉の材料で熱生産性も高く身体を温める効果が高いたんぱく質をしっかりと摂りましょう
- ナッツ類、緑黄色品などビタミンEを多く含む食材を摂り入れましょう
- 生姜・ネギ・ニンニクなど代謝アップが期待できる食品を摂り入れましょう。
『とん汁』
今回は「とん汁」のレシピをご紹介いたします。体内で熱を作るために必要な良質のたんぱく質で、糖質やたんぱく質をエネルギーに変えるビタミンB群を多く含む豚肉、末梢神経の働きを良くするビタミンE、Cを含む食材をごま油で炒めて煮込んだ「とん汁」です。代謝アップと減塩効果も期待して生姜・黒酢も加えました。
豚肉は部位によってビタミンB群の含有量が変わるので今回はバラ肉よりも含有量が多いもも肉を使用しました。脂肪燃焼効果を期待するにはヒレ肉の部分がさらに適しています。
一日の活動にむけて代謝を高め、体温を上昇させるという意味からも朝食にお勧めします。バランスの良い食事を心がけて冬も元気に過ごしましょう。
《材料1人分》
豚もも肉…40g、大根…30g、人参…10g、ごぼう…20g、ほうれん草…20g、長ネギ…10g、生姜…ひとかけ、だし汁…200cc、みそ…小さじ1、黒酢…小さじ1、ごま油…小さじ1
《作り方》
- 豚肉は2~3cm幅に切ります。
- ほうれん草はたっぷりのお湯で茹でて冷水にとり軽く水気を切り3~5等分に切り割けておきます。
- だいこん、人参は皮をむきいちょう切り、または半月切りにします。
- ごぼうはささがき、長ネギは小口切りにします。
- 生姜は皮をむき半分量を千切り、残りはすりおろしてしょうが汁にします。
- 熱した鍋にごま油を入れ中火で豚肉、千切りした生姜を炒めます
- 豚肉の色が変わったら、大根、人参、ごぼう、を加えてよく炒めます。
- 野菜が透き通ってきたらだし汁を加え煮込み、煮立ったらアクをとり野菜が柔らかくなったら長ネギ、ほうれん草を加え火を止めます。
- 味噌、生姜のしぼり汁、黒酢を加え再度温め器に盛ります。
管理栄養士・飯塚典子
《参考文献》
ビタミンEについて
http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/11.html
黒酢について
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcam/11/1/11_67/_pdf
日本生活習慣病予防協会
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2016/008960.php
低体温症について (yomiuri onlain)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160323-OYTET50030/