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2018/12/06

インフルエンザ予防・対策レシピ


12月。インフルエンザの流行が気になる季節ですね。
指導の現場で話題になり、注意喚起を促す機会もあるかと思います。
今回は、そんなインフルエンザ予防対策に役立つレシピをご紹介します!
皆さんも指導等の際に活用してみて下さい!

風邪とインフルエンザ

風邪とインフルエンザは症状が似ているのでどちらかを判断するのはなかなか難しいものです。インフルエンザの時は普通の風邪のような症状(のどの痛み、
鼻水、くしゃみ、咳等)も見られますが、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。

お子様ではまれに急性脳症を、後高齢者や免疫が低下している方では肺炎を伴い重症になる事があります。対象者の方のご様子でインフルエンザかも…と思った場合は早めに医療機関を受診する事をお勧めしましょう。

とは言っても、
まずはインフルエンザにかからないように予防啓発していく事が大切ですね。

インフルエンザ予防啓発ポイント

  • 流行前にワクチンの接種を検討しましょう!
  • 外出後の手洗いをしっかりと行いましょう!
  • 部屋の湿度(50~60%)を意識しましょう!
  • 睡眠をしっかりとりましょう!
  • バランスの取れた食事をしましょう!

バランスの取れた食事とは?

食事面からはバランスのとれた栄養摂取を心がける事をお伝えしましょう。
消化の良いお粥やよく煮込んだうどんは効率よくエネルギー補給ができ、身体も温まるので血液循環も良くなり免疫力のアップにつながります。ビタミン・ミネラルをたっぷり含んだ野菜やたんぱく質も取り入れて単品でもバランスを意識する事が大切です。
野菜は皮膚・粘膜を正常に保ち、免疫力を強化して最近やウイルスから守る働きがあるビタミンA(βカロテン)を多く含む緑黄色野菜を積極的に取り入れると良いですね。
また、冬には日光を浴びる事によって生成されるビタミンDの摂取が少なくなるので、積極的にビタミンDを取り入れる事によりインフルエンザの予防が期待できるという研究があります。

そこで、秋から冬にかけての旬の食材をたっぷり使ったインフルエンザの予防レシピのご紹介です。ビタミンDを多く含む鮭・しいたけと緑黄色野菜をたっぷりと摂取できる煮込みうどんはいかがでしょうか?生姜もはいっているので身体も温まり免疫力の向上が期待できます。

サーモンの味噌煮込みうどん

≪材料 (1人分)≫

ゆでうどん・・・160g(2/3玉)
サーモン(刺身用)・・・60g
かぼちゃ・・・40g
人参・・・20g
大根・・・30g
ほうれん草・・・20g
ネギ・・・20g
しいたけ・・・1枚(15g)
生姜汁・・・小さじ1
かつおだし汁・・・300g
味噌・・・大さじ1
酒・・・小さじ1

≪作り方≫

  • サーモンは食べやすい大きさに切ります。
  • 大根は半月切り、人参はいちょう切り、ネギは斜め切り、ほうれん草は茹でて3~5等分に切り、かぼちゃは種とわたを取り除き食べやすい大きさに切っておきます。
  • しいたけは石づきを切り、飾り切りをします。
  • うどんはザルにとり、熱湯を回しかけほぐしておきます。
  • 鍋にかつおだし汁を入れ強火で煮立たせ、大根、人参、しいたけを加え再び煮立ったら弱めの中火にします。
  • 具材が柔らかくなったら、うどん、かぼちゃを加えます。
  • かぼちゃが柔らかくなったら味噌、酒、生姜汁、ネギ、ほうれん草を加えネギがしんなりとしたら、器に盛って完成です。

★胃腸の調子の悪い時はよく煮込み、しいたけは控えましょう。

管理栄養士・飯塚 典子

≪参考資料≫

厚生労働省 インフルエンザQ&A
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

ビタミンA(統合医療情報発信サイト)
http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/06.html

ビタミンD(統合医療情報発信サイト)
http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/10.html

ビタミンDが季節性インフルエンザ予防に効果が期待できる事についての情報
http://www.vic-japan.gr.jp/info_for_prof/vit.d/influenza_vitaminD.htm




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